タグ別アーカイブ: HTML5

おそろしきHTML5 videoの世界


html5-logo1これほどのスピード感でコロコロ状況が変わると、おそろしい。HTML5video関連の案件を手がけたところ、そんな怖さを感じました。

動画といえばmp4(H.264)が標準と考えられがちですが、実際にはmp4にはなんかのライセンスが絡んでいるとかでオープンソース陣営がそれを毛嫌いし、FireFoxやOperaがmp4に代わってライセンスに縛りのないwebMフォーマットを動画のスタンダードにしようと頑張っていました。2013年頃にまとめられたサイト(わずか1年半ほど前)を見ると、

・IE MP4のみサポート
・Chrome MP4とwebMをサポート
・FireFox, Opera webMのみサポート
という、ブラウザ別動画対応フォーマットを一覧にしているのをよく見かけます。

2014年10月、とある動画絡みの案件に着手したとき、この対応状況はまだまだ「生き」だという前提で設計、開発に入りました。MP4動画をアップロードし、サーバー上のプログラムでMP4⇒webMのコンバートを行い、両方のフォーマットに対応するというシステムを設計し、実際に開発も終わりました。

ところが、ふたをあけてみると、2015年2月の段階で、ほとんどのブラウザでmp4で再生ができるではないですか! mp4がNGな場合はwebMを再生としているにもかかわらず、ほぼすべてでmp4のみで再生がいけてしまう。どうなっているのだと思い、個別に調べてみました。

■Opera
2014年10月リリースのバージョン25よりMP4サポート!

■FireFox
Windows版は2013年夏(FireFox22)にすでにサポート開始……。
MacやAndroidでは、2015年1月(FireFox35)から正式サポート。

検証は必要であるものの、考えられるほぼすべてのプラットフォーム(Linuxは知らない)でhtml5の動画形式としてmp4がいつの間にか使用可能になっているわけです。地味だけど、大きな流れが来ているのを実感しました。

それにしても、案件開始時とリリース時で、これだけ状況が変わってしまうとは。HTML5の世界はおそろしいと再認識しました。くわばらくわばら。